米子市淀江に計画されているものは「管理型」といい、有害物質を含む廃棄物を埋設し、
有害な水がしみ出さないよう底や側面に遮水シートを二重に張り、間にペントナイト(粘土)混合土を入れ、
浸出水の処理施設を設け、処理水は河川などに流す施設です。
37年間埋め立て、その後10年監視する予定です。
有害物質の混入は避けられない
また、島根原子力発電所の原子炉が廃炉になったあと、放射能を帯びた解体廃棄物の管理型産業廃棄物はどこにいくのでしょうか?
有害な水がしみ出さないよう底や側面に遮水シートを二重に張り、間にペントナイト(粘土)混合土を入れ、
浸出水の処理施設を設け、処理水は河川などに流す施設です。
37年間埋め立て、その後10年監視する予定です。
有害物質の混入は避けられない
- 鳥取県は、国の基準に合致したものしか埋めないと言っているが、目視検査で有害物質かどうかはチェック不可能。
- 抜き取りの溶質検査は、ほんの一部であり、国の検査基準は非常にあまく、酸性雨による有害物質の溶け出す可能性をチェックしきれない。(パスさせるための検査のようです)
- 管理処分場の汚濁物質は、処理施設で汚泥になり乾燥させて処分場に埋め戻します。汚濁物質は汚水処理施設と処分場をグルグルまわり、流れたり、大気の中に放出される以外、有害物質は100%処分場に残ります。
- 最近のゲリラ豪雨では、廃棄物や浸出液が崩落、流出する可能性もあり、もし流れ出せば、有害物質により、水源、河川、農地、海を汚染します。
- 廃棄物の巨大な重量がかかれば、シートは引き裂かれます。
- また、シートは年月とともに劣化し破損します。47年持つと県は言っています。その後は!?
- 何枚も継ぎ合わせるので継ぎ目が剥がれます。
- 全国各地で人為的ミスでの破損事例もたくさん起こっています。
- 「ペントナイトで三重構造だから漏れない」と説明しているが、ペントナイト混合土は汚水を通します。1年間に約32㎝、一旦水を通すと、どんどん通すようになる。火山灰のこの地は矢板等を打ち込んでも汚染水を一時的に止めることは出来ません。
- 廃止された処分場は自然に戻るか跡地利用される。埋め立て後に遮水シートが破損し、対処する方法がなく垂れ流しになり、大きな問題を惹起してい る処分場が国内に多数ある。
- 処分場が「廃止」になる47年後に法律上、誰も管理する義務はありません、汚染された土壌や水は放置されます。
- 淀江には名水百選に掲載される天の真名井をはじめ、佐奈咩の泉、小波上の泉、本宮の泉などの良質な湧き水がありす。また上質な水を産する福井、高井谷、西尾原、および本宮水源があり、緊急時の米子市・日吉津村・境港市までの水道水の貴重な水源となっています。しかし、水は下流に流れます。周辺の水源は汚染される可能性が十分にあります。
- 汚泥が長年酸性雨にさらされ、酸化していくうちに、有害金属が雨水によって溶け出し土壌を汚染する。アメリカで起こったラブキャナル土壌汚染事件では、埋立て完了後25年以上たってから有害物質が漏出し、周辺住民に流産やガンの多発などの被害をもたらしました。処分場は土壌汚染地になり、いずれ地下水汚染、大気汚染につながる。子孫が知らない間に被害を受け続けかねない、〝子孫への時限爆弾〟になるのです。
また、島根原子力発電所の原子炉が廃炉になったあと、放射能を帯びた解体廃棄物の管理型産業廃棄物はどこにいくのでしょうか?